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うさぎの避妊手術と乳腺腫瘍の摘出!手術後の経過と困ったこと

2018年5月1日に、3歳のうさぎの避妊手術と乳腺の腫瘍を摘出したので記録しておきます。

うちのミニウサギ(マロさん)の避妊手術と腫瘍の摘出にあたって、他のうさぎ飼いさんのブログをたくさん読ませていただき、精神的にとても励みになりました。うさぎの避妊手術を検討している、うさぎのお腹にしこりができて悩んでいるうさぎ飼いさんなどの励みになればと思います。

うさぎの避妊手術と腫瘍摘出のきっかけ

4月15日に3歳になったミニウサギのまろさん。避妊手術はしていませんでしたが、いつも元気に走り回っていました。

時折、マフマフの毛をむしる偽妊娠のそぶりを見せていましたが、いつも自然におさまります。

とある夜、マロさんがお腹を少し見せて横向きでごろんちょしているときに、お腹を触ってみると乳首が腫れているような、大きくなっているような気がして心配になりました。

避妊手術もしてないし、3歳だと子宮関連の病気も増えてくるって聞いたことあるし・・・もしかして悪性の乳がん・・・?

実は、マロさんは1度しか病院に行ったことが無く、健康診断もしていませんでした。足の毛が抜けてソアホック気味だったので別の動物病院に行ったっきりです。でもその病院の先生が、うさぎの抱っこも慣れていないようで、ソアホックについてもよく知らない感じでした、

その夜、ウサギの腫瘍摘出や避妊手術の実績がある動物病院を探して、翌日診察に行きました。

1週間後に避妊手術と腫瘍の切除をすることに

車で25分くらいの場所に、うさぎの避妊手術や腫瘍摘出の実績がある病院を見つけました。うさぎ専門の病院ではなく、猫、犬、ハムスター、カメなど・・・あらゆる動物の診察をしている病院です。

 

診察台の上にマロさんを乗せて、補助の看護師さんがマロさんの体を固定し、先生がお腹を触って診察。

そのあと、しこりの部分が私に見えるように、先生がマロさんを抱きかかえてくれました。

「乳腺のところに2か所しこりがありますね。いつ頃気づきました?」

お腹を触ったときに乳首が手に触れているような気がしたのは1か月くらい前・・・最近になってさらに大きくなってきた気がします、と答えました。

しこりを取って検査にかけないと良性・悪性かはわからない、私の希望ならすぐにでも手術の日程を取ります、とのことで。

 

しこりはそのまま放置しても治ることはない、ブログや他の動物病院のサイトなどから目にしていたので手術することに決めました。

麻酔の関係で、100%成功するとは言い切れないと言われましたが、重々承知の上で同意書を書きました。

手術前日はいつも通りご飯も水もok

うさぎの避妊手術や腫瘍摘出にあたり、絶食の指示はとくにありませんでした。他のうさぎ飼いさんのブログを見ると、同じように絶食の支持がなかったり、絶食の指示があったりと、動物病院によって異なるみたいですね。

マロさんは手術前日もいつも通りにへやんぽして、チモシーやペレット、おやつを食べてお水も飲んでいました。

いつも通り元気いっぱい、腫瘍が痛そうなそぶりも一切みせずにダッシュしていて、

元気なのに手術するのは可哀そうだけど・・・と胸が痛かったですし、涙が止まりませんでした。

手術当日の朝も絶食しない

手術当日の朝も絶食せずに、いつものペレットとチモシーを食べて、お水も飲みました。普段通り食欲もあって、いたって元気。

病院に行く前におトイレもバッチリ済ませてくれました!

 

当日中に退院とのことでしたが、念のためご飯とおやつをジップロックに入れて持っていきました。

うさぎの避妊手術・腫瘍摘出当日~7日までの記録

午前11時に預けて午後5時にお迎え(入院なし)

避妊手術、腫瘍摘出当日。午前11時に動物病院にうさぎを預けて午後5時にお迎え。

以前は入院もあったんですがおうちの環境と違って回復のスピードがあまり良くない、当日退院でいつもと同じ環境の方が良い、という病院の方針です。

11時にマロさんを預け、病院の近くで時間をつぶしました。何をしてても気が気じゃない。

今頃麻酔して、お腹を切っているのかな・・・大丈夫かな・・・とぼんやりしていたら、2時前に電話がかかってきました。

「無事オペが終了しましたので、5時頃お迎えに来てください」

予想よりも早くに電話がきたので、もしかした何かあった!?と思ったのですが、ほっと一安心しました。

5時に迎えにいったところ、プルプル震えながらもマロさんはキャリーバッグの中でじっとしていました。

麻酔からさめたあとすぐに糸をかじってしまったのでエリザベスカラーをつけています、できれば1週間カラーをつけてほしい、とのことでした。

シリンジと、抗生剤の粉薬を1週間分もらって帰宅しました。

手術後(当日)のうさぎの様子

手術を終えて帰宅したマロさん。呼吸があらく、まるまっては移動して・・・の繰り返し。痛くてじっとしていられない・・・といった具合で辛そうでした。

給水器とペレットには一切口をつけませんでしたが、チモシーの葉の部分は1本だけ食べました。

普段はあまりあげていなかった大葉(しそ)を口元に近づけると、2~3枚パクリ。タオルについた水滴をじっと見つめていたので、もしや・・・と思ってチモシーに霧吹きをかけるとチモシーも食べてくれました。

ペレットは水でふやかしても食べませんでしたが、ドライフルーツを濡らしたら少しだけ食べました。

いつもは濡れているとブルブルッとして絶対にたべないので驚きでした。

手術翌日のうさぎの様子

手術翌日、マロさんは変わらずケージの中で丸まっていました。でも前の日よりは呼吸も落ち着いていて、まるくなる→移動も少なかったです。

いつも通り生活してください、と先生に言われていたのでケージの扉をあけましたがすぐには出てきませんでした。30分くらいして一旦ケージから出てきましたがすぐに戻って休んでいました。

この日は大葉を4枚、チモシー数本。給水器とペレットは口をつけず。

お薬をあげようとすると思いっきりイヤイヤして逃げ回るので、傷口が心配になり断念。

手術2~3日後のうさぎの様子

手術後2~3日経つと、給水器で水をなめたり、チモシーを少しずつ食べるようになりました。大葉は6枚くらい食べましたが、ペレットには口をつけません。

薬はどうしても飲みたくないようで、暴れまわって大変。タオルにマロさんをくるんでシリンジを横から入れようとしても大暴れ。もはやシリンジを見るだけでパニックになってしまいました。この日も薬は断念。

 

3日目に、エリザベスカラーの中で耳が曲がってパニックで走り回ってしまい、いったんカラーを外してあげました。

これでもか!というほど念入りに毛づくろいをしていたのですが、そのタイミングで乳腺部分の糸をかじっていくつか抜いてしまいました。

手術4日後~のうさぎの様子

4日目にはすこぶる回復してきて、全然食べていなかったペレットにもがっつきはじめました!やっと食欲が出てきました!

トイレの調子も少しずつ良くなってきて、小さいながら●の数も増えてきました。

食欲が出てきたからか食糞も出るようになりました。ただ、エリザベスカラーのせいで自分では食べられず、すぐに気づかなかったので足とおしりがべっとり汚れてしまいました。

硬く絞ったタオルで拭いたりしたのですが、時間がたってガビガビうんちに・・・。ウサギ用の爪切りや竹串、櫛やスリッカーブラシなども駆使しましたが全然とれず。

病院に電話すると、傷口になるべく水をつけないようにするならお尻と足を洗ってもいい、とのこと。その日は傷口に水が入ったら心配だ・・・と思ったのでやめました。

 

翌日、トイレをみても、食欲があるのにおしっこやうんちが出ていない。なにかおかしいと思ったら、ガビガビのうんちで肛門がふさがってしまっていました・・・!

トイレに乗っかっても尻尾をなんどもクイッとあげるんですが、何も出てこない。何も出なくて、マロさんもお尻が気持ち悪いようでケージ内をバタバタ。

急遽お風呂場に濡れタオルを敷いて、お尻と足を洗ってあげました。

(うさぎをお風呂に入れたり洗ったりするのはストレスになるので良くない、というのは重々承知ですが、うんちが出ないのはうさぎにとって致命的だと思い、洗うことにしました)

 

ドライヤーの静かなモードでしっかり乾かしたあと、軽くブラッシング。

足もお尻もすっかりキレイになった!!・・・と思ったのですが、まだトイレがしづらそう。

お尻をのぞいてみると、肛門にまだうんちがふさがっている・・・!

カラーを外して、マロさんが食糞するタイミングで、肛門にあたらないように、竹串を使って優しくうんちをつんつんほぐしてあげました。

ほぐれたところから、尿を含んだような大量の●が出てきて驚きました。やっぱり詰まっていたようです。

それから抜糸の日まで、ケージのそばで逐一食糞をしていないかチェック。食糞をしていたら口元にもっていってあげる。食べない物は捨てて、汚れたマットは毎日取り換えました。

手術7日後に抜糸(すでに自分で9割抜糸していた)

手術後7日目に抜糸をしました。とはいっても、カラーを外したタイミングで、9割がたマロさんが自分で抜糸してしまっていました。残った糸を2本くらい、パチンと抜いてもらって終了。

傷口もくっついてきているので、もう通院はしなくて良いとのこと。

 

ホッとして帰宅し、へやんぽさせていると・・・なんだか乳腺の抜糸部分から血がにじんでいる・・・!ポタポタ垂れるほどではなく、少し滲んで赤くなっているくらい。

翌日も様子を見ましたが、やっぱり不安なので再度診てもらうことにしました。

腫瘍は良性。乳管拡張でした。

手術から9日後、病院から電話が来ました。腫瘍は良性のもので、乳管拡張でした、と。

「それは、転移もなく、がんじゃない・・・ということでしょうか?」

とすぐに聞き返してしまいました。

はい、その通りです、と答えていただき、何かから解放されたように・・・安心しました・・・!!

次に病院に来たときに検査の結果をお渡しします、とのことだったので、血がにじんでいる件も含めて2日後に病院に行きました。

検査の結果が書かれた紙をもらい、傷口もみてもらったところ、このまま自然に綺麗になっていくので大丈夫との診断。

手術から11日で、通院が終わりました!

手術後1週間で特に困った「エリザベスカラー」

  • エリザベスカラーをつけると食糞できず汚れる
  • エリザベスカラーでご飯が食べづらい
  • エリザベスカラーの中で耳が曲がってパニックになる
  • エリザベスカラーを外したあとつけるのが一苦労

エリザベスカラーをつけると食糞できず汚れる

食欲が出てきた術後4日目くらいから悩まされました。食糞できないと栄養がうまくとれないのもあるんですが、足もお尻も汚れます。すぐに気づかないとガビガビに・・・。

エリザベスカラーでご飯が食べづらい

カラーが邪魔でご飯が食べづらそうでした。顔をまえに出すと食器も前にずれたり、カラーとあごの間にチモシーやペレットが挟まってパニックになっていました。

給水器で水を飲んでも、カラーについてしまってブルブルしてしまいます。

エリザベスカラーの中で耳が曲がってパニックになる

カラーをつけながら毛づくろいをしたり、ご飯が挟まってパニックになると、カラーの中で耳が折れ曲がってしまいます。

耳が変な位置にあるとこれまたパニックになってケージの中、サークルの中を走ってしまいます。

エリザベスカラーを外したあとつけるのが一苦労

食糞やご飯が食べやすいように、少し毛づくろいさせたいときにカラーを外すと、もう1回付け直すのが一苦労です。ダッシュで暴れますし、ケージの隅っこで動かず、絶対つけたくない!とアピールしてきます。

2 COMMENTS

びん

3歳になるロップイヤーのお腹に腫瘍ができ手術するかとても悩んでます。マロちゃんの記事、拝見しました。詳しく記事を書いて下さりありがとうございます。勉強になりました。マロちゃんのその後の体調はいかがですか?今も元気にお過ごしでしょうか?

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sasabo

こんにちは!コメントありがとうございます!返信が遅れてすみません;;

その後は病気などせず、元気に暮らしています!次の4月で5歳を迎えますが予後不良もないです(^^♪
手術を決断するまですごく悩みましたが、やはり思いのうちをお医者さんに話して納得のいく選択をするのがベストかと思います・・・!

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