こちらでは、ハンドメイドの委託販売についてまとめています。
・ハンドメイド作品を委託販売したいけど、実際は売れるの?売れないの?
・実店舗とネットショップの委託販売の違いは?
私もハンドメイド作品を委託販売しているので、経験も交えつつまとめたいと思います。
委託販売はぼちぼち売れる
私は2つのレンタルスペースで委託販売をしていましたが、結論から言うと委託販売はぼちぼち売れます。
私が販売しているのは手帳型スマホケースだけなので、頻繁に購入するものではないと思います。月に1つ売れるか売れないかってところでした。
ピアスとかイヤリングといったアクセサリー類、メモ帳や文房具など手軽に購入できるアイテムならもっと売れていくんだろうなぁ、と思います。
あとはSNSやブログで宣伝したり、友人に使ってもらって知り合いに広めてもらったりすればもう少し収入が伸びるかも。
どんな作品が良く売れているのか、実際に店主さんに聞いてみたところ、動物モチーフの小さなコインケース(500円2枚入るか入らないかくらい)が最も売れているって言ってました。
そのレンタルスペースの場所(立地)や客層などによって売れるアイテムもかなり変わってくると思いますので、その店舗の売れ筋を店主さんに聞けるなら聞いた方がいいです。
委託販売する委託先を迷っているなら、客層に合わせて自分の作品をつくるか、自分の作品を使ってくれそうな客層のレンタルスペースを探してみましょう。
では、ここからはハンドメイドの委託販売についてまとめていきます。
ハンドメイドの委託先は「実店舗」と「ネットショップ」
ハンドメイド作品を委託販売する委託先には、実店舗とネットショップがあります。実店舗の例では、レンタルスペースやカフェなど。
レンタルスペースなら、実店舗とネットショップも運営しているお店もあります。
実店舗はなく、ネットショップのみでハンドメイド作品の委託募集をしているお店もあります。
実店舗とネットショップ、どちらの委託販売がいいのかって迷いますよね。実際のところ、こればっかりはやってみないとわからない・個人差があるのでなんともいえません。
ただ、私の場合は自分でネットショップやったりハンドメイドサイトに出品した方が売上は良かったです。
ここからは実店舗とネットショップのそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しますので、自分に合った委託先を選んでみてください。
「実店舗」で委託販売するメリット
ハンドメイド作品を、実店舗で委託するメリットには、
・レンタルスペースや雑貨屋、カフェに立ち寄ったお客さんに見てもらえる
・ほかの出品作家さんが買ってくれる
・お客さんの生の声が聞ける
・店主さんやオーナーさんに売れ筋商品を直接聞ける
があります。
カフェや雑貨屋さんなど、一般のお店に委託できれば、ハンドメイドに関心のなかったお客さんにも、自分の作品を見てもらえます。
「実店舗」で委託販売するデメリット
ハンドメイド作品を実店舗で委託販売するデメリットには、
- 近所に委託先がないと、送料・交通費などの費用がかさむ
- ディスプレイできるスペースに限りがある
- 立地が良い店舗は月額料金・販売手数料が高い傾向がある
- スペースに空きがないとそもそも利用できない
があります。
私は2つの実店舗で委託販売していましたが、作品を補充するとき、店舗が遠いので送料が負担になりました。
あとは、スペースが思ったよりも狭くて、ディスプレイに凝ろうとしただけでスペースが埋まってしまいました(笑)
「ネットショップ」で委託販売するメリット
ネットショップで委託販売するメリットには、
- 販売場所を問わないので手数料はそこまで高くない
- ネットショップによっては受注製作(注文が入ってから作る)も可能
- レイアウトスペースが必要ないので、たくさん出品できる
があります。
「ネットショップ」で委託販売するデメリット
ネットショップで委託販売するデメリットには、
- 作品の出品数に限度が無いので、他の作家さんの作品に埋もれてしまうかも
- 店主・オーナーさんの顔を見ることが無いので万が一トラブルになったら不安
- そもそもアクセスが少ないネットショップだと集客にならない
などがあります。
ハンドメイドの委託販売でトラブルはある?
実店舗、ネットショップどちらで委託販売する場合でも、トラブルが起きる可能性はあります。
- 売上が振り込まれない・入金されない
- 連絡がとれず、音信不通になる
- 作品の盗難・紛失
この3つが、ハンドメイドの委託販売であり得るトラブルでしょう。
私は半年以上実店舗で委託販売していますが、1度もトラブルはありません。
申し込む前に、契約内容や利用規約に必ず目を通しておきましょう。
お金にかかわることですから、疑問に思ったことは、事前に問い合わせした方が安心です。
委託販売で売れないと思ったら
委託販売で売れないと思ったら、その店舗での委託を思い切ってやめた方がいいと思います。
- 別の店舗に委託すれば売れるかもしれない
- 作品が売れ残ったままだと、汚れ・ほつれなどが気になることも
- 月額利用料がもったいない
理由はこんなところでしょうか。
月額利用料やレンタル料を設定している店舗では、仮に作品が売れなくても、収入はあるわけです。
でも作品が売れないのに、費用がかさむのは作家の死活問題。
委託販売で売れないと思ったら、その店舗での委託はやめて、
- 別の店舗に委託する
- 自分でネットショップを立ち上げる
この2つを試してみてもいいかもしれません。
<自分でネットショップを立ち上げるなら>
■BASE
費用が安くて始めやすいのがBASEです。よく集客が難しいと言われますが、
・Twitterやインスタグラムで宣伝していけば、集客も問題ないでしょう。
カラーミーショップはミンネを運営するGMOペパボ㈱が運営しています。
エコノミープランなら月額900円で安いですし、販売手数料が0円なのが魅力。最初は、お試し30日間無料なので、ためしに始めるにはうってつけです!
他ジャンルの作品も一緒に出品してみよう
自分の作品ジャンルの幅を広げてみるのもおすすめです。
例えば、ピアスやイヤリングなど、アクセサリーをメインに販売しているなら、アクセサリースタンドやアクセサリーケース、お手入れグッズやカバーなど。
他の作家さんもお客さんの対象ですから、ディスプレイ用のガラスプレートやお皿なんかも良さそうです。
メイン作品と関連グッズをトータルコーディネートして販売すれば、お客さんも使用イメージがつかめます。
手広いジャンルを作るには時間・経験がかかりますから、まずは2~3個のジャンルに絞って作ってみると良さそうです。
自分に合った販売スタイルを!
委託販売やネットショップなど、自分に合った販売スタイルを見つけることが重要です。
少しでもやってみたいと思うなら短い期間だけ試してみてください。もし全く売れなくても、委託販売の実際の経験になり、ムダな行動にはなりません。自分だけの経験・感想は、今後ハンドメイドで収入を得ていく強みになります。
例えば、実際の感想をブログに投稿してみると、同じように悩んでいる方が意外と見てくれるものです。そこに広告を貼ることで収入につながります。
次のレンタルスペースを借りるときや、イベントで販売するときも、何もしていない人よりは「もっとこうした方が良いかな」と案も浮かんできます。
チャレンジしてみたはいいものの委託販売で売れないと悩んだら、
・別の委託先を探す
・委託をやめて自分のネットショップを作る
・新しいジャンルの作品を手掛ける
など、切り替えればいいんです。
悩んで、迷って、何も進まない・・・どうしよう・・・と思ったら、一瞬立ち止まって本を読んでみるのもおすすめです。
私の場合、自分の人生だし、ハンドメイド販売も絶対失敗したくない!委託販売でまったく売れなかったら・・・と足が止まってなにもできずただただ時間が過ぎました。
当時はかなり悩んでから思い切って挑戦したので、今こうして体験談を交えながらブログを書けています。
精神的にすごく身軽になったのは、DaiGoさんのポジティブ・チェンジという本。前はなんだかうさんくさいな~と思っていたのですが、読んでみたらかなり楽になりました。
内容の一部に「トランプで負けた感覚」を自分の人生にも取り入れてみる、とありました。ハンドメイド販売も「あ、失敗しちゃった(負け)、まいっか!次!」くらいの心持ちでいろいろ挑戦したら、新しいことにも気軽にチャレンジしやすくなりました。
ハンドメイド作品の委託販売、やってみたいけど販売手数料がかかるし・・・と思ったら、短い期間でとりあえずやってみるといいのではないでしょうか。