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【初心者向け】刺繍・ステッチは何本取りがいい?2本取り~6本取りの特徴

刺繍を始めたいけど糸は何本取りにすれば良いの?

そもそも刺繍糸の1本・2本ってどうやって数えて取ればいいか知りたい!

など、刺繍糸の取り方について疑問がある方に、この記事ではそれぞれの本数の特徴をまとめました。結論から言うと、本数に迷ったときは2本取り・3本取りがおすすめです。

刺繍糸は6本でひとくくりの構成

刺繍糸を買うと、直径2mmくらいの1本の糸が束になったように見えます。実はこの直径2mmの糸は1本ではなく、細い6本がひとくくりになっているんです。そのまま分割せずに使用すると、6本取りで刺繍することになります。

1本取り、2本取り、3本取り…といった本数は、この細い糸を何本とるかで決まります。刺繍するときは、ひとくくりになった1本を使うのではなく、さらに分割して1本ずつ取りましょう。

【本数別】糸の取り方の特徴

  • 1本取り
  • 2本取り
  • 3本取り
  • 4本取り
  • 5本取り
  • 6本取り

1本取り

1本取りは、糸目が細い分刺す回数が多くなりますが、細かい表現ができるようになります。より自然なカーブ・グラデーションのほか、小さな顔や文字もつぶれることなく刺繍できます。糸が細いので糸の通りも良いです。

繊細なデザインにおすすめですが、面を埋めるステッチでは時間がかかります。8~10番の刺繍針を使います。

2本取り

2本取りは1本取りよりは太い糸目に仕上がります。それでも2本なので細い束ですから、糸の通りもよく、面を埋めるステッチにも使いやすいです。1本取り同様、細かな表現も可能です。

2本取りは刺繍・ステッチでも良く使われるので、本数に困ったら2本取りで作業してみましょう。7~8番の刺繍針を使います。

3本取り

3本取りは、2本取りよりもさらに太い束になります。糸を通す際、2本取りよりも少し力が必要になります。3本取りにすると厚みがでてくるので何度も刺さなくてもふっくら仕上がります。

3本取りも、刺繍・ステッチで良く使われる本数です。7~6番の刺繍針を使います。

4本取り

4本取りになると、束が太くなり、糸を引く際に力が必要になります。糸目が太くなるので、厚くポテッとして表現が可能です。

ちょっと厚い布地にしっかりステッチするときにおすすめです。5~6番の刺繍針を使います。

5本取り

5本取りは厚手の生地に刺繍・ステッチする際に使います。ワッペンやブローチなど小物類での刺繍ではあまり使いません。

1本取りや2本取りに比べて、糸を通す時も力が必要になります。4~5番の刺繍針を使います。

6本取り

6本取りも厚手の生地に刺繍・ステッチする際に使います。薄手のワンポイント刺繍ではあまり使用しません。

6本取りで刺繍するときも、ひとくくりになった状態で使うのではなく、必ず1本ずつ引き抜いてから再度6本をまとめましょう。

3~4番の刺繍針を使います。




2本取り~3本取りが刺繍しやすい

薄手の生地に刺繍するときは、2本取り・3本取りがやりやすいです。1本取りは繊細な表現ができますがその分針を刺す回数が増えて大変です。

2本取り・3本取りは程よく太さもあり、糸の通りもスムーズなので刺繍しやすいです。市販の本や図案を見ても、2本取り・3本取りのレシピが多くあります。

慣れてきたら、布地や出来上がりのステッチの厚み・糸の通り具合で自分の好みの本数で刺繍していきましょう。

刺繍糸の取り方

  1. ひとくくりになった刺繍糸を分割する
  2. 針で1本引っかける
  3. 指で押さえながら抜きとる

ひとくくりになった刺繍糸を分割する

ひとくくりになった刺繍糸を分割します。6本がより合わさって1本の刺繍糸になっているので、1本ずつ引き抜いていきます。

針で1本引っかける

指でもいいのですが針の方が細くて引き抜きやすいです。分割した1本の刺繍糸に針を引っかけます。

指で押さえながら引き抜く

残りの刺繍糸がひっついてこないように、指で押さえながら引き抜きます。

2本取り以上で刺繍するときも1本ずつ取り出す

2本取り・3本取り・4本取り…など2本取り以上で刺繍・ステッチするときも、1本ずつ引き抜いてから糸をまとめましょう。より合わさった状態でまとめて引き抜くと絡まりやすいです。

刺繍したときの見た目も、糸目がねじれてしまうのであまりキレイではありません。仕上がりよくステッチするなら、1本ずる引き抜いてから作業するのがおすすめです。

【失敗談】2本取りのつもりが4本取りで刺繍していた

私の失敗談なのですが、2本取りで刺繍していたつもりが4本取りになっていました。1本ずつ、計2本刺繍糸を引き抜いて針に通したのですが…。

確かに2本引き抜いたところまでは間違っていませんでした。ただ、引き抜いた糸の中間に針を置いて刺繍を進めてしまったので、結果4本取りのステッチになってしまったんです。

薄手の布地に刺繍していきながら「なんだか糸の通りが悪い…グイッと力が必要なんだな~」と思っていました。初めての刺繍でしたからわからずに進めてしまって失敗しました。

こんなに力が必要なのかとネットで調べてみて、やっと間違いに気づきました!4本取りの部分だけボコッと厚くなってしまったので、隣り合うステッチは2本取りで同じ厚さになるまで何度も刺しました(笑)

4本取りと2本取りじゃ、糸の減りも力の入れ具合も全然違います!断然2本取りの方が刺繍しやすいですし、厚すぎず糸の減りも少ないのでおすすめです!

【初心者向け】刺繍は何本取りがいい?2本取り~6本取りの特徴 まとめ

デザインや布地の厚みにもよりますが、2本取り・3本取りで刺繍するのがおすすめです。軽い力で糸の通りも良く、ちょうどよい厚みのステッチができます。市販の図案集や本なども2~3本取りのデザインが多いです。

私は、2本取りでステッチしていたつもりが間違えて4本取りで作業して失敗しました。2本取りと4本取りでは糸の減り・力の具合もかなり変わってきます。布地の厚みなどにもよると思いますが、断然2本取りの方がやりやすかったので、基本は2本取りで作業しています。

もし、何本取りにするか迷ったら2本取り・3本取りで刺繍してみましょう!

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